Long-term investment

夢真ホールディングスの銘柄分析。成長性のある高配当銘柄。

夢真ホールディングスとは

株式会社夢真ホールディングス(以下、夢真HDと書きます。)は派遣業種の持ち株会社です。

元々、夢真HDと言えば建設業に特化した派遣事業が特色でした。最近は後述のとおり、他分野の派遣事業者などを買収し、事業を拡大しています。

事業内容

建設技術者派遣事業が主力です。

建設現場での作業について、研修センター(夢トレ)で一定期間教育し、建設技術者として建設現場に中長期で派遣するビジネスモデル。

夢真HDは、オリンピック関連の建設需要や、老朽化したインフラの補修需要にのって、業績を右肩上がりで伸ばしてきました。

M&A事例

会社名 業種 買収額 効力発生日
ネプラス株式会社 IT機器販売、ITエンジニア派遣 20億9,300万円(100%の株式取得) 2018年10月1日
株式会社夢テクノロジー ITエンジニア派遣 1対0.75の株式交換 2019年1月31日
株式会社インフォメーションポート ITエンジニア派遣、ITシステム受託開発 取得価額非公開(93.2%の株式取得) 2019年4月2日
株式会社侍 社会人向けプログラミング学習サービス 取得価額非公開(51.0%の株式取得) 2019年4月24日
ガレネット株式会社 ITエンジニア派遣 7億円(70%の株式取得) 2019年7月1日

このように、夢真HDは活発にM&Aを行い、対応する業種を広げてきました。

ITエンジニア派遣への投資に力を入れていますね。主力の建設技術者派遣と並ぶ、収益の柱になることが期待されます。

営業利益の推移

右肩上がりで伸びています。ただ会社の目標が高すぎて、未達になる年もあります。

フリーキャッシュフローの推移

マイナスに転落したのは2016年だけです。積極的に投資している中で、フリーキャッシュフローのプラスを維持できています。

ROEの推移

ROEは高位な水準で推移しています。株主資本を効率的に活用して、利益をあげられています。

配当金の推移

2円から35円まで上がるスピードが早かったが、その後高止まりしています。

業績が良くフリーCFも積み上がっているだけに、そろそろ次の増配があっても良いような。もっとも、現時点(株価850円前後)でも、配当利回りは4%程度あり、高配当株と言えます。

自社株買い

夢真HDは自社株買いを積極的に行っています。2018年12月20日から開始した自社株買いの枠(20億円)を、8月末時点でほぼ使い切りました。

すると、自社株買の枠を10億円追加することが、9月9日付で発表されました。自社株買いの期間は、2019年12月19日まで延長。

相場状況が不安定な中で、株価を支えようというのは、株主にとっては心強いでしょう。

参考 自己株式取得の取得枠拡大及び取得期間延長に関するお知らせ夢真HD・IR(別窓で開きます。)

個人的な評価

日本中の橋や学校が老朽化していて補修が必要であることや、国土強靭化計画などを考えると、建設需要はオリンピック終了後も続くものと思います。建設技術者派遣事業を主力とする夢真HDには追い風です。

成長性と配当利回りが高く、自社株買いによる株主還元にも積極的。成長株と見ても、高配当株と見ても、魅力があります。

ただ、建設業は市況の影響を受けやすいと考えられ、その点には注意が必要です。ITエンジニア派遣事業などへの投資で、事業ポートフォリオが多少分散される見込みですが、主力が建設技術者派遣事業であることは、変わりません。

生活必需品やヘルスケアセクターの高配当銘柄のような、長期的な安定感は期待しない方が良いでしょう。ある程度成長したら、利確も視野に入れるべきかもしれません。

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