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【WBK】ウエストパック銀行のCEOがマネーロンダリング疑惑で辞任

ウエストパック銀行の不祥事の内容

疑惑の内容

オーストラリア第2位の規模で、海外株投資家から人気の高いウエストパック銀行が、同国史上最大の資金洗浄疑惑の渦中にいます。

以下が疑惑のポイントです。まだ確定したわけではありません。

  1. 犯罪に関与していると思われるマネーロンダリングが、同行を介して行われていた。
  2. テロ資金供与防止法違反(国際送金を報告しなかったことなど)が2,300万回以上あった。
  3. このマネーロンダリングの中には、児童性愛者の資金も含まれていた。

コモンウェルス銀行の場合

同様の疑惑を受けたコモンウェルス銀行は、7億豪州ドルの罰金を支払っています。コモンウェルス銀行の時は、5万3,000件のテロ資金供与防止法違反ですが、ウエストパック銀行の場合は2,300万件です。罰金の規模がどうなるか気がかりですね。

参考 相次ぐ豪金融不祥事 コモンウェルス銀に罰金590億円日経

ウエストパック銀行CEOの辞任

この疑惑を受けブライアン・ハーツァーCEOが辞任しました。辞任発表の前日にはこの事件について、”not a major issue”としていましたが、世論や投資家の圧力に屈した形ですね。ピーター・キングCFOが暫定的な後任となります。リンゼイ・マクステッド会長も翌年に退任することが発表されました。

ウエストパック銀行の株価推移

5年間の株価推移

WBKの株価推移。5年間。source yahoo finance

ウエストパック銀行をはじめとして、オーストラリアの銀行株は2016年から低迷しています。指標金利の不正操作の疑いで、捜査を受けていたからです。

この問題については、2019年2月4日にオーストラリア王立委員会が最終報告を公開。予想ほど厳しくなく、市場に安堵感が広がっていた矢先に、今回の事件が起きました。

今年の株価推移

WBKの株価推移。1年間。source yahoo finance

1年間の動きで見ると、最近の下げ幅の大きさが分かります。ウエストパック銀行は経営の持続性などについて、評価が高い銀行であり、20〜25ドルぐらいの頃から割安という評判でした。その頃に買った人も多いでしょう。

今後はどこまで下がるでしょうか?さすがにウエストパック銀行の規模からすると、数億豪州ドルから数十億豪州ドルの罰金で潰れることは考えられません。市場が冷静になれば、下落も止まるはず。それがどのあたりかは、予測できるものではありません。最悪、一桁株価も視野に入れた方が良いでしょうか。

配当を維持できるか?

既に約25億豪ドル(約1,870億円)の増資計画と、減配が発表されているウエストパック銀行ですが、これは資金洗浄スキャンダルが発覚する前の計画です。更なる増資や減配があってもおかしくはないでしょう。

配当原資となる同行のフリーキャッシュフローを見ると、低金利政策でリテールバンキング業務が低迷したことなどから、元々厳しくなっていたことが分かります。楽観視できる状況ではありませんね。

ウエストパック銀行の銘柄分析記事はこちらです。

【WBK】ウエストパック銀行の銘柄分析。豪州株投資のメリット。

 

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