Long-term investment

【コロナショック】ナスダック、S&P500、先進国株式の比較

毎年、6月から7月上旬は忙しい時期で、この時期はどうしても、ブログの更新頻度が落ちてしまいます。

米国株式の状況

コロナショックのその後の状況ですが、ダウ平均は一時、27,000ポイントまで回復して、コロナショック前の高値の85%に達しました。S&P500も同様です。IMFは株式市場と家計心理が、乖離していると警鐘を鳴らしています。

参考 日米株高「実体経済と乖離」 IMF、報告書で警戒感 日経

そのS&P500ですら、ナスダックの上昇と比べると、かわいいものです。各中央銀行が大規模な金融緩和をした結果、過剰流動性相場と呼ばれる状況になりました。市場に投入された資金は、コロナ禍の影響が少ないテック銘柄に集中したようです。

ナスダック市場(QQQ)対S&P500(VOO)

S&P500ETF(VOO)とナスダック市場ETF(QQQ)の、比較チャート(配当込み)

チャートで比較すると、3月23日の安値(2,237.40ポイント)から、6月8日に最大44.47%の上昇率となったS&P500(赤のチャート)ですら、ナスダック市場(青のチャート)に比べると、控えめに見えます。

S&P500ETFのVOOは回復したとはいえ、年初来リターンは現時点で△5.00%とマイナス圏。それに対して、ナスダック市場ETFのQQQの年初来リターンは、9.99%。驚くことに、コロナショックが起きる前よりも、約10%も値上がりしています。

第二のITバブルか?

この状況を第二のITバブルではないか?と疑う人も増えています。確かに、ITバブル〜ITバブル崩壊の株価の推移と、少し似ています。その時も、ナスダック市場はS&P500より強く、バークシャー・ハサウェイはS&P500をアンダーパフォームしていました。

下のチャートのとおり、バブルが崩壊すると一転して、利回りは逆転しています。

ITバブル時のチャート。バークシャー・S&P500・ナスダックの値動き比較。source yahoo finance

しかし、当時と違い、今のテック銘柄には強いキャッシュ・フローなど、ファンダメンタルの裏付けがあります。当時のような、激しいバブル崩壊は無いでしょう。

とはいえ、株式と実体経済との乖離を市場が意識し始めた時に、最も下げ幅が大きくなるのは、上昇した分の調整から、ナスダック市場になる可能性が高いです。今の高値から買うのは賢明と言えません。

米国株式が先進国株式を上回る

EUでも金融緩和は行われていますが、米国株式に比べて株式の上昇は控えめです。eMAXIS Slimの米国株式(S&P500)と先進国株式(MSCIコクサイ)の、比較チャートです。

eMAXIS Slimの米国株式と先進国株式 比較チャート

コロナショックの影響で暴落した3月頃から差が出ています。先進国株式の約67%は米国株式で残りがEUやオーストラリアですが、米国以外が足を引っ張っていることになります。仮に、33%の非米国部分と米国株式を比較したら、より大きな差になります。

米国株式の急回復が警戒されていることを考えると、回復が控えめだった先進国株式や全世界株式の方が、目先の安全性は高いと言えそうです。

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