Long-term investment

【VGT・QQQ】ハイテク(情報技術)セクターETFの比較

ハイテクETFの勧め

ハイテクセクターの個別株投資は、ハイリスク・ハイリターンです。技術革新スピードは早く、先を見通すことは不可能に近い。しかし、ハイテクセクターの高い将来性を疑う人は、少ないと思います。

ハイテクセクターに投資する場合、個別銘柄より広く分散投資できるETFがおすすめです。高値掴みをするリスクも、銘柄選択を間違えて上昇相場に乗れないリスクも、大幅に下がります。後述しますが、リターンも十分です。

この記事では、ハイテクETFの代表格である、バンガード情報技術セクターETF(VGT)と、ナスダック100指数ETF(QQQ)を比較してみます。

VGT(バンガード・米国情報技術セクターETF)とは

バンガード社が運用する、情報技術(ハイテク)セクターのETFです。

運用会社 バンガード
セクター ハイテク
配当利回り 1.72%
信託報酬 0.10%
純資産額 約209億ドル

連動するベンチマークは、MSCI USインベスタブル・マーケット・情報技術25/50インデックスです。

VGTの構成銘柄

順位 銘柄 構成割合
1 アップル(AAPL) 18.5%
2 マイクロソフト(MSFT) 16.0%
3 ビザ(V) 4.2%
4 マスターカード(MA) 3.8%
5 インテル(INTC) 3.7%
6 シスコ・システムズ(CSCO) 2.9%
7 アドビ(ADBE) 2.2%
8 エヌビディア(NVDA) 1.9%
8 セールス・フォース(CRM) 1.9%
8 アクセンチュア(ACN) 1.9%

ソースはファクト・シートです。構成銘柄10位までで、ETF全体の57.0%を占めています。

注意したいのは、アマゾンは一般消費財セクターに、アルファベット・フェイスブック・ネットフリックスは米国通信サービス(コミュニケーション)セクターに分類されていることです。

グーグル・フェイスブック・ネットフリックスなどのFANG銘柄に投資をしたい場合は、VGTよりも、バンガード・米国通信サービス・セクターETF(VOX)が良いでしょう。

QQQ(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)とは

QQQはナスダック100指数に連動することを目指すETFです。ナスダック上場会社の内、上位100社に投資をするということになります。

運用会社 インベスコ・パワーシェアーズ
投資対象 ナスダック100指数
配当利回り 1.03%
信託報酬 0.20%
純資産額 約770億ドル

QQQの構成銘柄

順位 銘柄 構成割合
1 アップル(AAPL) 11.59%
2 マイクロソフト(MSFT) 10.69%
3 アマゾン(AMZN) 8.14%
4 フェイスブック(FB) 4.39%
5 アルファベット・クラスA(GOOGL) 4.09%
6 アルファベット・クラスC(GOOG) 4.08%
7 インテル(INTC) 2.95%
8 シスコ・システムズ(CSCO) 2.31%
8 コムキャスト(CMCSA) 2.31%
10 ペプシコ(PEP) 2.17%

ソースはファクト・シートです。上位10銘柄で52.72%を占めます。10位までには入っていませんが、ネットフリックスもナスダック構成銘柄です。

QQQにはGAFAやネットフリックスが含まれています。VGTとの大きな違いですね。

ナスダック上場銘柄であることが条件で、GICSのセクター分類は関係ないため、生活必需品セクターのペプシコなども入っています。

VGTとQQQの比較。どちらに投資する方が有利?

直近5年間の増減率チャート(配当除く)

VGT・QQQ・VOOの5年間の比較(配当除く)。source yahoo finance

直近5年間パフォーマンス(配当込み)

VGT QQQ VOO
2016 13.77% 7.10% 12.17%
2017 37.07% 32.66% 21.77%
2018 2.45% △0.13% △4.50%
2019 48.61% 38.96% 31.35%
2020 △20.07% △16.44% △25.18%

2020年は3月20日時点の年初来リターンです。VOO(S&P500)は参考として加えました。VGT・QQQのいずれも、この数年間はS&P500をアウトパフォームしています。

直近5年間の比較では、VGTのリターンが優秀です。しかし、より長い期間で比較すると、QQQが上となります。コロナショックの影響が大きい2020年を見ると、QQQの下落率が低いです。どちらに優位性があるかは時期にもよります。

VGTとQQQのどちらが買いなのか

フェイスブック、アマゾン、ネットフリックスなどは、短期間で世界でも上位の時価総額になっています。今後の上昇余地が、どれほどあるでしょうか。まだまだ成長するかもしれませんが、未踏の時価総額になっているため、判断が難しくなっています。

また、民主党議員の中に、FANGを名指しで攻撃する議員がいることも、リスク要因です。テック企業への規制は欧州が先行していますが、いずれアメリカでも同様の規制が実施されるかもしれません。

そう考えると、FANGが入っていないVGTの方が低リスクに思えます。配当利回りと経費率(信託報酬)でも、VGTの方がQQQより優位です。

一般的にはQQQを推す人が多いと思いますが、個人的にはVGTの方が買いというのが結論です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です