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【1659】iシェアーズ 米国リート ETFの評価・解説

iシェアーズ 米国リート ETFとは

iシェアーズ 米国リート ETFは、アメリカの米国のリート(REIT)市場に幅広く投資できるETFです。iシェアーズ 米国リート ETFは、アメリカのiShares Core U.S. REIT ETF(以下、ティッカーのUSRTと表記)を買い付けるだけの、シンプルな構成です。

ETF(上場投信)であるため、株式市場で売買できます。iシェアーズのリートETFは、信託報酬が低いことが特徴です。

運用会社 ブラック・ロック
証券コード 1659
投資対象 米国・リート
ベンチマーク FTSE Nareit Equity REITs インデックス
信託報酬 0.20%以内
純資産額 112.67億
分配頻度 年4回
直近配当利回り 3.14%

USRTの構成

総合系(Specialized REITs) 26.09%
賃貸物件(Residential REITs) 18.99%
物流(Industrial REITs) 13.95%
オフィス(Office REITs) 11.37%
商業不動産(Retail REITs) 10.73%
医療系(Health Care REITs) 10.65%
その他 8.22%

多様性に富んで分散されたポートフォリオになっています。次に、iシェアーズ 米国リート ETFの99%を占めるUSRTの配当込みリターンを、VTI(全米株式ETF)と比較してみます。

米国リートと米国株式のリターン比較

2007年〜2010年

米国リートと米国株式のリターン比較(配当込み)source Portfolio Visualizer

青が全米株式ETF(VTI)赤が米国リートETF(USRT)です。

サブプライム金融危機が始まった2007年から、リーマン・ショックが起きた2008年はリートの方が下落率が高いです。これはサブプライム金融危機が、住宅ローンを中心にした金融システムの危機だったためですね。リートや優先株式が、普通株式以上に下落しました。

2011年〜2019年

米国リートと米国株式のリターン比較(配当込み)source Portfolio Visualizer

青が全米株式ETF(VTI)赤が米国リートETF(USRT)です。2011年から2020年までの配当込みリターンでは、米国株式は279.03%(約2.8倍)、米国リートは210.01%(約2.1倍)です。

米国株式が上ですが、リートのリターンも高いことが分かります。しかし、コロナショックの影響はリートの方が大きいですね。シャープレシオは、VTIが0.75、USRTが0.49と、やはり米国株式が米国リートを上回りました。

USRTの組入上位10銘柄

ティッカー 銘柄 業種 保有割合
PLD PROLOGIS REIT INC 物流 8.70%
EQIX EQUINIX REIT INC データセンター 7.98%
DLR DIGITAL REALTY TRUST REIT INC データセンター 5.30%
PSA PUBLIC STORAGE REIT 倉庫 3.80%
EQR EQUITY RESIDENTIAL REIT 賃貸物件 3.19%
AVB AVALONBAY COMMUNITIES REIT INC 賃貸物件 3.00%
ARE ALEXANDRIA REAL ESTATE EQUITIES RE 商業用不動産 2.45%
WELL WELLTOWER INC 医療系不動産 2.42%
SPG SIMON PROPERTY GROUP REIT INC 商業用不動産 2.24%
O REALTY INCOME REIT CORP 商業用不動産 2.20%

構成は157銘柄と米ドル、日本円です。マネーマーケット・ファンドも0.19%含まれています。157銘柄中、156銘柄(99.14%)がリートです。リートなのでセクターは全て不動産、業種はデータセンター、アパートの賃貸、オフィス・デパートなどの商業用不動産と多様です。

iシェアーズ 米国リート ETFの評価

米国リートに投資する時の最適解の一つ

米国リートを購入したい場合、このETFを日本の株式市場で購入するか、米国株式市場でUSRTを買うのが、信託報酬やファンドの純資産額の点から良いと思います。

米国リートクラスのETFとしては、非常に評価が高いです。

米国リートの魅力

アメリカは人口増が続いています。現在は約3億2,700万人ですが、2050年には3億5千万人を超える見込みです。人口減少社会で不動産に投資したり購入することはリスクがありますが、アメリカは人口増社会なので、米国リートは長期投資に適しています。

米国リートの配当利回りは、米国株式の配当利回りや米国10年債利回りと比較して高いため、長期投資で再投資することにより、高い複利効果が期待できます。

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