Long-term investment

つみたてNISAに最適なインデックスファンドは?

最終更新日:2019年10月22日

つみたてNISAとは

2018年から始まった制度です。選んだ投資信託に、ドルコスト平均法で毎月積み立て投資するというものです。期間内に実現した利益には、課税されません。

それ以前からあるNISAとは次のような違いがあります。併用はできません。

NISA つみたてNISA
年間非課税枠 120万円まで 40万円まで
利益が非課税となる期間 5年まで※ 20年まで
非課税総額 600万円 800万円
投資商品 個別株、投資信託、ETF。海外株も可。 指定された投資信託。
投資可能期間 2014年から2023年 2018年から2037年

※NISAは制度終了までの間なら、ロールオーバーが可能です。

ロールオーバーとは?

非課税期間が終了した時に、NISA口座で保有している金融商品を翌年の非課税枠に繰り越すこと。120万円を超えていても全額繰り越せます。

NISAと比較するとこのような違いがあります。今後、NISAという制度が恒久化されるなら話は別ですが、現時点では、制度がより長く続くつみたてNISAの方がオススメです。選択できる金融商品の少なさに難色を示す人もいますが、eMAXIS Slimシリーズなどの優良投資信託への投資が可能なので特に問題はありません。

つみたてNISAは株式中心で良い。その理由。

つみたてNISAは非課税の運用期間が20年間と限られていますが、仮に運用期間が終了した時点で損失が出ている場合でも、課税口座(特定口座)に移して継続することが可能です。利益を伸ばしたい場合も同様。20年以内に必ず運用商品を売却しなければいけないわけではありません。これはiDeCoとの大きな違いの一つになります。

そのため、債権インデックス等を取り込んでリスク・リターンを抑えるより、100%株式のインデックスファンド構成にして、利益を伸ばすことに重点を置く方が良いと考えられます。一方でiDeCoの場合は、非課税期間終了後、運用指図者の期間が終了すると必ず運用商品を売却するため、リスクを抑えた守りの運用が望ましいです。

おすすめなインデックスファンド

つみたてNISAは株式100%で運用し、債権等の別の資産クラスは、つみたてNISA以外で運用するという前提です。おすすめなインデックスファンドは以下の2つです。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

1802年以来のアメリカの市場平均の年利は約6.5%。これより高いリターンは、オーストラリアやスウェーデンなど、数国しかありません。過去の歴史を参考にするなら、米国株式を買い続けるのは、一つの有力な選択肢になります。

ファンド設定日 2018年7月3日
信託報酬 0.088%(税抜き)
純資産 325.07億

eMAXIS Slim先進国株式インデックス

MSCIコクサイという指数に連動します。アメリカ、欧州、香港、オーストラリア、ニュージーランドの株式です。日本は含みません。

MSCIはFTSEと異なり、韓国をエマージング市場(新興国)の扱いとします。そのため、韓国も含みません。

アメリカ株式が、常に3分の2程度を占めています。そのため、値動きはS&P 500とほぼ変わりません。約3分の1が欧州株式等に分散されているため、より高い分散効果が見込めるでしょう。ここ数年のリターンは、S&P500に少し劣後しています。

ファンド設定日 2017年2月27日
信託報酬 0.0999%(税抜き)
純資産 615.42億円

その他のファンド

ニッセイ外国株式インデックスファンド

eMAXIS Slim先進国株式インデックスと連動する指数が同じで、信託報酬が同等です。ファンド設定日がより古いため、純資産額ではSLIM先進国株式に勝っています。eMAXIS SLIMシリーズは、信託報酬で対抗するファンドがある場合、対抗して信託報酬を引き下げることを宣言しているため、安心感があります。とは言え、両ファンド共に限界まで下げていると思われるため、どちらを選んでも運用成績に大差はないでしょう。

楽天・全米株式インデックスファンド

アメリカ全市場に投資できるファンドです。ファンド・オブ・ETF型とも言われますが、バンガード社のVTIというETFを買い付けてくれる投資信託です。VTIは以前はウィルシャー5000に、現在はCRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動するETFで、アメリカ市場で最も人気の高いETFの一つです。

eMAXIS Slim米国株式がベンチマークとするS&P500との違いは、カバーする市場の範囲です。S&P500は大型株のみでアメリカ市場の約7割をカバーしますが、VTIのベンチマークは小型株も含み、アメリカ市場のほぼ100%をカバーします。歴史的なパフォーマンスは良い勝負です。

小型株の利回りは1975年から83年にかけて、平均利回りが35.3%に達しました。この時期を除けば、大型株との利回りの差はほとんどありません。再び小型株の利回りが異常高騰する時期がくると予想するならば、SLIM米国株式より、この楽天VTIの方が良いでしょう。

eMAXIS Slim全世界株式

MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスをベンチマークとします。日本を除くものと、日本を含むものがあります。

新興国を含む全世界に投資したい場合、MSCIオール・カントリーに連動するファンドに投資するのがお手軽ですが、先進国株式、TOPIX、新興国株式に連動するファンドを8対1対1程度の割合で積み立てることも可能です。

 

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