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【米国株】バロンズ紙が推奨する2020年の有望な10銘柄(ADR含む)

バロンズ紙(Barron’s)とは

バロンズ紙はダウ・ジョーンズ社が発行する、週刊の金融経済紙です。ウォール・ストリート・ジャーナル紙は、同じダウ・ジョーンズ社が発行する、日刊の経済新聞になります。

ダウ・ジョーンズ社は、1896年から続くダウ・ジョーンズ工業株平均(NYダウ)で有名です。

バロンズ紙が2020年に推奨する米国株10銘柄リスト

銘柄名 ティッカー セクター 概要
アルファベット GOOG コミュニケーション・サービス 検索大手Googleを運営する持株会社
アメルコ UHAL 資本財・サービス トラックのレンタル業やトランクルーム賃貸業
アンセム ANTM ヘルスケア 医療保険会社。一般診療や処方箋に加え様々な医療保険プランを提供。
バークシャー・ハサウェイ BRK/B 金融 保険業を中心とした持ち株会社。BNSF鉄道や各州の電力会社などを経営。
コムキャスト CMCSA コミュニケーション・サービス ストリーミング・サービスの提供やテレビ番号の放送
デル・テクノロジーズ DELL 情報技術 デスクトップ等のPCやソフトウェアの提供
ファイザー PFE ヘルスケア 医薬品、ワクチン、医療機器等の提供。世界最大のメガ・ファーマの一つ。
ロイヤル・ダッチ・シェル RDS/B エネルギー 石油や天然ガスの生産・精製等。石油メジャーの一つ。
ユナイテッド・テクノロジーズ UTX 資本財・サービス 航空機エンジン、 ヘリコプター、航空宇宙システム等を提供
バイアコムCBS CBS コミュニケーション・サービス テレビ番組の制作・放送等
参考 Barron’s 10 Stock Picks for 2020Barron’s

バロンズ紙推奨銘柄リストのうち個人的に注目する銘柄

上記のリストは、日本でもよく知られている銘柄もあれば、無名に近いも銘柄もあります。このうちで個人的に注目しているのは、次の3銘柄です。

アルファベット(GOOG)

AI技術の進歩には、ヒントン教授を擁するGoogleの研究が大きく寄与しています。今後もAIの進歩について、Googleが中心になるのは間違いありません。既に上昇しているため、市場のショック時などに狙いたい銘柄です。注意点は、広告業におけるAmazonの台頭や、ウォーレン議員などのGAFA解体の動きです。

ファイザー(PFE)

2006年にコンシューマー・ヘルスケアをジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)に売却し、2018年には一般用医薬品(大衆薬)事業について、グラクソ・スミスクライン(GSK)と統合することを発表(GSKが68%を出資)。スリム化され、医薬品開発事業への選択と集中が進められています。

一時期は長期的にブロックバスター(他を圧倒するシェアを持つ医薬品)が出ていないという批判がありましたが、抗凝固薬「エリキュース」がブロックバスターとなり、長期的に利益に寄与する見込みです。

ロイヤル・ダッチ・シェルB株(RDS/B)

この銘柄に注目する理由は、エネルギーセクターの低調なパフォーマンスにあります。エネルギーセクターでも銘柄によっては高くなっていますが、ロイヤル・ダッチ・シェルは現時点で高騰していません。配当利回りも6%を超えています。

また、ロイヤル・ダッチ・シェルは石油メジャーの中でも、低炭素社会に対応する取組に特色があります。特に液化天然ガス事業への投資は積極的です。天然ガスは燃焼時の二酸化炭素排出量が、石炭より43%、石油より29%少なく、比較的クリーンなエネルギーと言えます。

2019年の米国株(S&P500)セクター別パフォーマンス

S&P500構成銘柄のセクターごとの騰落率をまとめると、エネルギーセクターの低調さが浮き彫りになります。逆に情報技術セクターは市場平均(S&P500)を大きくアウトパフォームしています。

石油というと時代に対して逆張り気味にはなりますが、すぐに淘汰されるわけではありません。例えば中国では今年、電気自動車に対して、内燃エンジン式の自動車は3倍以上の台数が販売される見込みです。

2 COMMENTS

アバター ney

itamiさん、いつも貴重な情報をありがとうございます。
記事で紹介されている株式のなかではアルファベットを保有しています。ほぼ永久保有のつもりでいます。

ロイヤル・ダッチ・シェルは液化天然ガス事業に対して本気度が高いのでしょうか。エネルギーセクターでは誰が勝者になるのかわかりませんが、ピーター・ティールが「マクロレベルでエネルギー問題の解決が今も求められていることは間違いない。でも、ニッチを見つけて小さな市場を支配しなければ、価値ある企業にはなれない」と言っていたことが気になっています。

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itami itami

neyさん、こんばんは!こちらこそ、いつもありがとうございます。

Amazonだけ出なく、アルファベットも保有されているんですね。創造的破壊を主導する両者ですが、広告事業ではライバルとなるのは面白いですね。どちらも成長するでしょうし、私も早くに買っておけば良かったと思います。

ロイヤル・ダッチ・シェルは「ニッチな小さな市場を支配する」企業ではないですが、良好なキャッシュフローで株主にリターンをもたらしてきました。エネルギー・セクターの勝者という点では、エクソン・モービルやシェブロンといった米国勢が強いですが、RDSも液化天然ガス事業を中心に良い取り組みをしていると思います。イギリスの税制により、配当への課税がゼロというのも魅力ですよ。

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