Long-term investment

吸うカフェインston(ストン)を発売したBREATHERとJTの関係は?

JTグループのBREATHERとは?

様々なネットメディアが、吸うカフェインston(ストン)を発売したBREATHER(ブレザー)社を、JTグループ、あるいはJT傘下のスタートアップ企業と報じています。

しかし、JTのホームページを見ても、JTグループにこの企業の名はありません。HPのサイト検索でも見つけることが出来ず、各種IR資料にも名がありません。

参考 JTグループ企業サイト一覧JT・HP

報道のとおり関連企業だとしても、株式の保有関係が気になるところです。100%子会社であれば、JTの株主として応援したいところ。そこで、JTに問い合わせてみました。

BREATHER社についてJTに確認

JTのIR担当者の方が、非常に丁寧に教えてくれました。感謝です。以下、教えていただいた詳細です。

JTの100%子会社に、MIND(マインド)社という企業があります。JTグループのスタートアップ企業の、技術支援をする会社です。そして、MIND社が支援し、2019年5月に起業したのがBREATHER社です。BREATHER社は未公開株ですが、MIND社が株式の100%を保有しています。

つまり、JTの100%子会社であるMIND社の、100%子会社であるBREATHER社は、JTの孫会社に当たります。

ston(ストン)とは

stonの概要

stonは「一息で、ひと休みをあなたの力に。」をコンセプトにした、嗜好用デバイスです。吸い込むと、カートリッジ内のリキッドが熱せられてカフェインを含む蒸気が発生。この蒸気に溶け込んだカフェイン成分の、味や香りを楽しむことができる、とのこと。

ここ数年流行っている、電子タバコのVape(ベイプ)と似ていますね。リキッドの中身にカフェイン成分が入っているVape、といったところでしょう。

stonについての当ブログのスタンス

カフェインを蒸気にして吸うことによる、健康上のリスクが不明確なため、当ブログではこの商品のアフィリエイトを貼りません。いつもどおり、株主としての目線で、事業や商品を紹介するにとどめます。

stonの形状

ston(ストン)の形状。source ブレザーHP

Ploom Sに似た卵型で、スタイリッシュな形状です。ここ数日、アマゾン市場では品切れになっていました。

stonの使い方

たばこメーカーとRRP市場の状況

JTやBATなどのたばこメーカー大手は、リスク低減製品(RRP/Reduced-Risk Products)に注力しています。現在のRRP市場規模は国内たばこ市場の22%程度です。JTは3製品(Ploom TECH、Ploom TECH+、Ploom S)の合計シェアが9%程度。苦戦が続いています。

JTとは対照的に、競合のPMやBATは好調です。BATの2018年のベイパー製品の売上高は、前年比26%増でした。JTの巻き返しが期待されています。

たばこメーカーと先進国市場の縮小

先進国のたばこ市場は縮小が進んでいます。特に国内市場は縮小し、JTの2018年度の調整後・営業利益は10%減となりました。(一方で、海外では11.3%増)たばこ市場の、先進国で縮小し新興国で拡大する構図は、しばらく続きそうです。

しかし、市場が縮小する先進国でも、上記のとおり、ベイパー製品の市場は拡大しています。今回、たばこ製品という枠に捉われないベイパー製品が出てきたことは、時代に適応する良い流れだと思います。健康リスク等もよく検証した上で、新たな収益源とすべく、多角化していければ良いと思います。

医薬事業

JTは事業の多角化に取り組んでいます。医薬事業で承認を目指している、アトピーJAK阻害剤「コレクチム」については以下の記事をご参照ください。

JT(日本たばこ産業)のアトピーJAK阻害剤コレクチムが承認へ

2 COMMENTS

itaken itaken

こんばんは。非上場の会社なので、URL等はないかもしれません。次の機会に、JTのIRにまた確認してみますね。

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