Long-term investment

シーゲル教授が推奨するポートフォリオの解説

プレジデント・オンラインの記事で、シーゲル教授が取り上げられていました。ヤフーやmsnでも記事になっています。

参考 伝説の教授「コロナショックで株式投資に懲りた人に伝えたいこと」プレジデント・オンライン

コロナ・ショックで懲りても、株式投資を続けるべき理由が説明されています。シーゲルのこの考え方は既に書いているので、株式を長期保有すると言っても、実際にシーゲルはどう言うポートフォリオを推奨しているのかについて、まとめてみます。

シーゲル教授が推奨するポートフォリオ

投資戦略 割合 具体例
国際インデックス運用 50% eMAXIS Slim 全世界株式、VT
高配当戦略 20% VYM、高配当個別株、リート
グローバル戦略 10% IOO(iシェアーズ グローバル 100)
バリュー戦略 10% バークシャー・ハサウェイ
セクター戦略 10% VDC、VHT

 

シーゲル教授が赤本(「株式投資の未来」)で推奨するポートフォリオはこれです。運用の中心は「国際インデックス運用」で、その補完戦略として、D・I・V指針が挙げられています。

D・I・V指針とは

DIV指針は、Dが高配当投資(Dividend)、Iが国際投資(International)、Vがバリュー投資です(Valuation)。上の表で言うと、Dが高配当戦略、Iがグローバル戦略、Vがバリュー戦略に該当します。

国際インデックス運用の、堅実だけど控えめなリターンを補完するのが目的です。

国際インデックス運用に適した銘柄

シーゲル教授推奨のポートフォリオの半分は、インデックス運用です。新興国の成長を取り込めるメリットもあり、全世界投資を推奨しています。

全世界投資をする場合、最も良い選択肢は次の2つです。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

低コスト投信の代表格である、eMAXIS Slimシリーズの「オール・カントリー」です。私もこの投信を積み立てています。詳細については、次の記事をご参照ください。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の評価・解説

VT

VTはバンガード社の全世界株式ETFです。Slimオール・カントリーとはベンチマークが異なります。

投資する国数はVTの方が多く、小型株まで含みます。ベンチマークは、VTの方が優れていると言えます。さらに、ドル建ての資産という点でも、魅力があります。

とはいえ、たいした差は出ないので、Slimオール・カントリーでも全く問題ありません。

シーゲル推奨ポートフォリオについて

ここからは、シーゲル教授のポートフォリオについての、私なりの見解です。

グローバル戦略は不要?

グローバル戦略は非米国株の割合を高めるのが目的ですが、米国を外したETFはどれもリターンが低いのが現実です。

シーゲル流ポートフォリオでは、50%を占める全世界投資で米国以外(約43%)にも広く投資をしています。米国以外への投資については、それで十分かなと思います。

セクター戦略より高配当戦略

ここ10年のリターンを見ると、シーゲル教授が推奨するヘルスケア・セクターは、S&P500をアウトパフォームしています。セクター戦略の正しさを示しているかもしれません。

とはいえ、例えば高配当ETFのVYMには、ヘルスケアセクターが15〜20%含まれています。高配当ETFを買えば、自動的にヘルスケアセクターへも投資していることになります。それなら高配当戦略だけで良いかな?と思います。

VYMは300銘柄近い大型米国株で構成されていて、分散性も十分です。

高配当戦略にはリートも組み入れる

赤本では高配当戦略について、リートも組み入れるべきと書かれています。リートは高配当戦略と相性が良いので、赤本の推奨のとおりに取り入れたいところですね。

リートを取り入れるかどうか、割合をどれぐらいにするかは意見が分かれそうなところです。赤本の影響もあり、私は先進国リートに投資をしています。

リートのうち推奨するのはeMAXIS Slim 先進国リート・インデックスです。このインデックス・ファンドの詳細は次の記事をご参照ください。

eMAXIS Slim 先進国リートインデックスの評価・解説

修正版ポートフォリオ

投資戦略 割合 具体例
国際インデックス運用 50% eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
高配当戦略(株式) 30% VYM
高配当戦略(リート) 20% eMAXIS Slim 先進国リート・インデックス

 

色々な銘柄を買うよりも、これぐらいシンプルにした方が、管理しやすいですね。銘柄数は少ないけど、分散性は十分だと思います。

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