Long-term investment

サウジアラムコIPOで話題のエネルギーセクターに投資妙味あり

サウジアラムコのIPOが近く実施される見込みに

世界最大の石油会社サウジアラムコのIPOが、とうとう実施されます。まずは12月に国内で株式の1〜2%程度のIPOを行い、その後、ニューヨーク、ロンドン、香港、東京のいずれかで、大規模なIPOを行う見込み。詳細については11月3日に発表されます。

参考 アラムコ、12月に国内IPOを実施 地元テレビ報道

サウジアラムコは、欧米のオイルメジャーを遥かに上回る時価総額とる見込みです。配当次第では、エネルギーセクターの有力な選択肢となるでしょうか?

ここで、エネルギーセクターの現状と来年以降の見通しについてまとめます。

低調なパフォーマンスが続くエネルギーセクター

今年もエネルギーセクターのパフォーマンスが優れません。市場平均(S&P500)を大きくアンダーパフォームしています。主な原因は次の2つになります。

  • 原油価格が下落し続けたこと
  • 化石燃料の先行きが不安視されていること

原油価格の月足チャート

原油価格・月足チャート

2011年には一時110ドルを超えた原油価格も、現在は50ドル台。2014年に原油価格が暴落した理由は次の3点です。

  1. 中国や新興国の不景気が懸念され、需給関係が悪化。
  2. シェールガス増産体制が整い、エネルギー全体に占める原油のシェアが低下。
  3. サウジアラビアが主導するOPECが介入せず、下落を容認。

これ以後、原油価格は低空飛行していますね。

S&P500・セクター別パフォーマンス

S&P500のセクター別のパフォーマンスです(2018年12月31日〜10月1日)。数値等のソースはブルームバーグです。

エネルギーセクターのパフォーマンスは、プラスではあるものの、11セクター中で最悪になっています。このセクターは平均的に配当利回りが高いセクターですが、配当まで考慮しても低調ですね。

しかし、エネルギーセクターの、2020年のコンセンサスEPS予想成長率は30.8%となっており(ブルームバーグ集計値)、市場平均(S&P500)の10.0%を上回ります。大きく改善する可能性がありますね。

エネルギー移行の過渡期

世界中で約10億人の人が、現在でも電力へのアクセスがないとされます。今後もしばらくは化石燃料が必要とされるでしょう。電力はむしろ発展途上国を中心に、不足しているのです。

しかし、地球温暖化問題などを背景に、化石燃料への風当たりは厳しさを増しています。このセクターから選ぶべきは、化石燃料衰退後にも揺らがない企業になります。

サウジアラムコも良いかもしれませんが、次に紹介する企業は見通しの良さから、現時点ではオススメになります。

エネルギセクターのおすすめな企業

ハリバートン(HAL)

ハリバートン(HALLIBURTON)社は、1919年創業と長い歴史を持ちますが、近年注目されているのはシェールオイルの生産です。シェールオイルの増産を背景に、アメリカの原油生産量は、2019年に14%増、2020年に7%増が予想されています。

ハリバートンの株価推移。source yahoo finance

高値時の半分未満の株価になっているのも良いですね。低迷していた業績は回復基調にあります。

シェブロン(CVX)

シェブロン社は1879年創業のアメリカ企業。アメリカでは2位、世界では9位の規模の石油メジャーです。

この会社の特徴として知られているのは、上流と下流、2つのセグメントで事業展開する点です。上流に炭鉱やガス田の探索・開発、下流に石油や天然ガスの精製・販売があります。業績は好調で、そのため株価はハリバートンと違って割安感はありません。

天然ガスに強みを持つため、将来的に石油需要が衰退しても生き残るでしょう。

ロイヤル・ダッチ・シェル(RDS.B)

私がこのセクターで投資しているのは、ロイヤル・ダッチ・シェルです。同社については、以前にまとめた記事をご参照ください。

【RDS.B】ロイヤル・ダッチ・シェルはLNGガスに期待の高配当ADR

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