Long-term investment

【NOC】ノースロップ・グラマンの銘柄分析。米国3位の軍需企業。

ノースロップ・グラマン社とは

ノースロップ・グラマン社(Northrop Grumman Corporation)は、アメリカを代表する軍需企業の一つです。米軍需産業の市場シェア3位。

GICS(世界産業分類基準)の分類では資本財セクター(Industrials)、業種は航空宇宙・防衛(Aerospace & Defense)です。

本拠地 米・バージニア州
創業 1994年 ※
セクター 資本財
ティッカー NOC
採用指数 S&P500

※ ノースロップ社とグラマン社が1994年に合併。前身のノースロップ社は1927年創業、グラマン社は1929年創業。

ノースロップ・グラマン社のセグメント別利益

航空宇宙システム(Aerospace Systems)

数値のソースは同社のアニュアル・レポートです。航空宇宙システムは、有人飛行型の航空機(戦闘機)、宇宙船、レーザーシステムなど。

イノベーション・システム(Innovation Systems)

イノベーション・システムの防衛システム部門は戦術ミサイル、弾薬、防衛システム、宇宙システム部門は商業衛星、軍事衛星などを担当。

ミッション・システム(Mission Systems)

この部門では、国防総省(ペンタゴン)、各種情報機関などに、軍事的なシステムやソルーションを提供。

技術システム(Technology Services)

軍事的な物流プラットフォームなどの提供。

ノースロップ・グラマン社の業績

営業利益の推移

トランプ政権下で堅調に推移。ロッキード・マーティン社が中心となり、ノースロップ・グラマン社が製造パートナーとなっている、F-35 Lightning IIと、エアバス社の新世代・中〜大型旅客機A350の貢献が大きくなっています。

ノースロップ・グラマン社はA350の機体フレームの内約60%、ストリンガーの100%を担当しています。

ROEの推移

過去4年間は、36%〜40%で推移しており、非常に高位です。

米国軍事費(防衛費)の推移

防衛費の推移を見ると、トランプ政権下で下げ止まり、上昇に転じたのが分かります。

ノースロップ・グラマン社のキャッシュ・フローと配当

フリーキャッシュフローの推移

16億ドルから25億ドルで推移。大幅なプラスで推移しているのは良いですね。

配当の推移

ノースロップ・グラマン社の配当利回りは1.5%程度で、高いとは言えません。株価が高くなり過ぎている、というのもあるでしょう。株価が下がり、配当利回りが高くなった時は狙い目かもしれないですね。

株価の推移

ノースロップ・グラマン株とS&P500指数の比較

ノースロップ・グラマン株のパフォーマンスは、この数年間、S&P500指数を大幅にアウトパフォームしていますね。これはロッキード・マーティン社など、他の軍事企業にも共通しています。トランプ政権は明らかに軍需産業に追い風でした。

ノースロップ・グラマン株のリスク

アニュアル・レポートによると、最大のリスク要因は主要な取引相手であるアメリカ政府に深く依存していることです。ノースロップ・グラマン社の売上の内、2016年は84%、2017年は85%、2018年は82%がアメリカ政府相手の取引となっています。

アメリカ政府がノースロップ・グラマン社との契約を減らしたり、各種兵器の納入プログラムに政治的な要因から遅れが生じることは、同社にとっては大きなリスクとなります。

個人的な評価

米中新冷戦は長期化する可能性もあり、業績も長いスパンで期待できそうです。

トランプ政権下で米国の軍事費が上昇に転じたことを考えると、大統領選挙はリスクになりますね。エリザベス・ウォーレン上院議員のような、左派が大統領になる可能性もあります。

トランプ政権継続であれば、市場のショック時などを押し目と考えて、狙ってみるのも良さそうです。

ノースロップ・グラマン社はB-2 スピリット、B-21 レイダーなど、戦略爆撃機の形状がカッコいいですよね。F-22 ラプターに選定で破れたYF-23も、ラプターより個人的には好きでした。

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