Long-term investment

【MSFT】マイクロソフトの銘柄分析。クラウドサービスで再成長。

マイクロソフト(MSFT)とは

マイクロソフトはソフトウェアを開発・販売する企業です。OS製品群のMicrosoft Windowsは、90年代後半から独占的な地位を占め、2009年には市場シェア90%に達しました。Word、Excel、PowerPoint、Outlook(Microsoft Office)なども、90年代以来高いシェアを得ています。

本拠地 米・ワシントン州
創業 1981年
セクター 情報技術
ティッカー MSFT
採用指数 ダウ平均、S&P500

マイクロソフトの業績の推移

売上高の推移

以下、ソースは全てアニュアル・レポートです。2019年の数値は、2020年7月上旬のアニュアル・レポート(2019)公開後に更新予定です。

営業利益の推移

マイクロソフトの営業利益は、2014年から右肩上がりで伸びています。この年、サティナ・ナデラがCEOに就任すると、クラウドサービスに本格参入し、従来のソフトウェア会社からクラウドサービス会社に変貌を遂げ、停滞していた業績を向上させました。

マイクロソフトの財務

流動比率

単位:百万ドル 流動資産 流動負債 流動比率
2015年 139,660 59,357 235.3%
2016年 162,696 55,745 291.9%
2017年 169,662 58,488 290.1%
2018年 175,552 69,420 252.9%

流動比率は短期的な財務の安定度を見る指標です。ベンジャミン・グレアムは積極的な投資家には150%以上、防衛的な投資家には200%以上の銘柄を推奨しています。マイクロソフトの流動比率は、200%を上回る水準で推移しており、極めて良好です。

社債格付け

格付け機関 格付け 格付けの意味
Moody’s Aaa 信用力が最も高いと判断され、信用リスクが最低水準にある債務に対する格付。
S&P AAA 当該金融債務を履行する債務者の能力は極めて高い。S&P の最上位の個別債務格付け。

いずれも最高格付けです。ムーディーズとS&Pが最高格付けを付与しているのは、マイクロソフトとジョンソン・エンド・ジョンソンだけです。

マイクロソフトのキャッシュ・フロー

直近のフリーキャッシュフローは約364億ドル(約3.9兆円)です。大幅なプラスで推移しています。キャッシュ・フローは潤沢です。

サティア・ナデラの改革

90年代(ビル・ゲイツ時代)にWindowsで成功したマイクロソフト社は、00年代(スティーブ・バルマー時代)にWindowsというプラットフォームに固執するあまり、停滞しました。再成長のきっかけとなったのが、2014年のサティア・ナデラのCEO就任です。

サティア・ナデラは従来、WindowsのアプリケーションであったWord、Excel、PowerPointなどを、開かれたアプリケーションとし、iOS等でも使用できるようにしました。

また、クラウドサービスであるWindows AzureをMicrosoft Azureと名称を改めると、Amazon (AWS)に遜色ないクラウドサービスに成長させました。最近では米国国防総省の巨額契約を、アマゾンと争い、勝ち取っています。(現在、アマゾンがこの決定を不服とし係争中)

参考 マイクロソフト、米国防総省1.1兆円クラウド契約受注-アマゾン退けブルームバーグ

マイクロソフトの評価

マイクロソフトより財務が良い会社は、おそらく存在しません。マイクロソフトとジョンソン・エンド・ジョンソンのみが、最高格付けを与えられていますが、格付けを落とされることなく維持し続けているのはマイクロソフトだけです。

00年代には伸び悩みましたが、2014年以降は再成長を続けています。コロナショックの影響は同社も受けるでしょうが、事業の安定性、財務の良さ、成長性から、この状況でも買える数少ない優良企業の一つだと思います。

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