Long-term investment

【KAZMAX氏逮捕】詐欺トレーダー・情報商材ビジネスの見抜き方。

KAZMAXさんが逮捕との報道

報道によると、ビットコインFXのテクニカル分析で時の人となっていたKAZMAXさんは、クラブで合成麻薬MDMA(エクスタシー)を使用していた疑いで、逮捕されたのとことです。

最初から怪しいと分かったその投資手法

私はKAZMAXさんについては、有名になった初期の頃から知っていました。その周辺の人物、例えば700ニキ、井上さんなどのツイートも、リツイートで回ってくるため、よく目にしました。

多くのファボやリツイートがついていた彼らのツイート内容は、ある程度、投資理論や金融経済学を学んでいる人なら、おかしいと気づけるものばかりでした。投資手法はほぼ100%テクニカル。例えば、次のようなものです。

全盛期のKAZMAXさんのツイート

怪しいトレーダー・情報商材屋の代表的なパターン

手順1
エアトレード
テクニカル分析で勝っているように装う
手順2
解説
勝ち方を解説する(本当に勝っているとは言っていない)
手順3
勧誘
より詳しく知りたい人を、オンラインサロンに勧誘する(またはノートを売る)
手順4
サロン収入で爆益
FXで勝ったわけではない

KAZMAXさんの場合、最盛期にはサロン生が6,000人もいたと言います。会費が月額3万円ということですから、税金を考慮しても月に億以上、サロンから稼いでいました。

週刊誌報道によると、彼の場合は、仲間内のライングループで、サロン生のトレード内容を共有していたとのこと。数千人のサロン生の売買はサロン砲と言われ、仮想通貨の価格に影響を与えていました。例えば、サロン生にある仮想通貨の買い指示を出す前に、彼らはその仮想通貨の買いポジションを構築することが可能だったわけです。

700ニキ(元ViViD ko-ki)は逃亡。 VALU停止。Twitterはアカウント消去。

散々、Twitterでサロン加入を煽っていた700ニキですが、KAZMAX氏の事件発覚前から逃亡しています。Twitterのアカウントは無くなっています。

Valuも以下のとおり、停止しています。

参考 アニオタa.k.a700ニキのVALUVALU

情報商材屋の見抜き方

情報商材屋やノートなどで儲ける詐欺トレーダーは、独自のチャート分析で勝率6割以上!といった宣伝をよくします。

しかし、これがウソであることは、少し考えれば分かることです。仮にチャートの形状によって、勝率6割以上で勝てるタイミングや、負けやすいタイミングがあるとすれば、AIによる自動トレードで安定して勝てているはずです。AIはパターン化された行動を学んで実践することにかけては、人間より優秀です。

高性能なAIを保有している大手投資銀行やヘッジファンドは、システムトレードで勝てているでしょうか?

現実には全くそうなっていません。例えばイギリスの4大銀行の一角であるバークレイズ銀行は、投資銀行部門の利益率がわずか1.2%と低迷しています。欧州を代表するドイツ銀行に至っては、投資銀行部門の収益が悪化し続け、倒産のリスクさえ語られています。

金融経済学では常識となっていますが、市場平均(指数によって幅がありますが、4~7%程度)を超えるリターンを狙える投資手法は、原則、存在しません。(※シーゲル教授が市場平均を超えると提唱する高配当戦略が例外)

KAZMAXさんに限った話ではないですが、市場平均を大幅に超えるリターンをうたう投資手法を見たら、怪しいと考えた方が良いです。もしそのような投資手法が現実に存在するのであれば、彼らにはノーベル経済学賞を受賞するチャンスさえあります。金融経済学上の大発見なはずで、ネットの商材や個人サロンで閉鎖的に共有するレベルではないですね。

FX自体が勝てない

テクニカル分析といった「オカルト」が主流となっているFXには、経済学的に再現性が認められる投資手法は存在しません。FXには市場平均という概念もなく、リターンが通貨間のその時点の相対的な価値で決まります。FXは完全なゼロサム・ゲームであり、理論的には勝てるようにできていません。スワップ金利再投資戦略も金利平価説によって、否定されます。

着実にリターンを得たいのであれば、インデックスファンドを長期保有するか、優良な高配当株を長期保有し再投資するか、バークシャー・ハサウェイのような無配当のバリュー株を長期保有するのが賢明です。

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