Long-term investment

eMAXIS Slim 全世界株式と楽天・全世界株式の比較

この記事では、全世界株式の代表的なインデックス・ファンドである、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)と楽天・全世界株式インデックス・ファンドを比較します。

数値のソースは、純資産額は2020年5月1日時点、構成国比率は最新のファクトシート(2020年3月末時点)、実質コストは最新の運用報告書です。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の概要

概要

eMAXIS Slimシリーズの、全世界株式クラスのインデックス・ファンドです。このファンド一つで全世界に分散投資できます。

運用会社 三菱UFJ国際投信
ベンチマーク MSCI ACWI
信託報酬 0.1144%(税込)
純資産額 245.04億

構成国比率

 

アメリカ 56.6%
日本 7.5%
中国 4.9%
イギリス 4.3%
フランス 3.1%
その他 23.6%

楽天・全世界株式インデックス・ファンドの概要

概要

楽天バンガード・シリーズの、全世界株式クラスのインデックス・ファンドです。バンガード社の代表的なETFである、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(以下、VT)に投資することで、間接的に全世界の株式に投資します。

運用会社 楽天投信投資顧問
ベンチマーク FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
信託報酬 0.132%(税込)
純資産額 354.78億

構成国比率

 

アメリカ 55.8%
日本 8.0%
中国 4.5%
イギリス 4.5%
スイス 2.9%
その他 24.3%

主な違い

ファンドの性格の違い

eMAXIS Slimシリーズは、マザーファンドを通して、現物株式を保有しています。一方で、楽天バンガード・シリーズは、マザーファンドを通して、バンガード社のETFを保有しています。

ベンチマークの違い

eMAXIS Slim 全世界株式のベンチマークは、MSCI ACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)、楽天・全世界株式ベンチマークはFTSE Global All Cap Index(グローバル・オールキャップ・インデックス)です。

どちらも全世界投資ですが、大型株中心のMSCI ACWI、小型株も含むFTSE Global All Cap Indexという違いがあります。小型株にも投資をしたい場合は、楽天・全世界株式の方が良いでしょう。

MSCI ACWI FTSE Global All Cap Index
国数 49ヶ国 49ヶ国
銘柄数 3,047銘柄 8,920銘柄
市場カバー率 約85% 約98%

信託報酬

eMAXIS Slim 全世界株式 楽天・全世界株式
信託報酬 0.1144% 0.132%
実質コスト 0.238% 0.217%

信託報酬と実質コストは税込の数値です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、現時点では2018年10月31日~2019年4月25日の、半年間のコストしか分かっていません。半年間のコストが0.119%なので、年間は暫定的に2倍の0.238%としました。

どちらのファンドも、実質コストが0.2%台前半にとどまり、非常に優秀です。今後は信託報酬が少し低いeMAXIS Slim 全世界株式が、実質コストでもその分優位になるかもしれませんが、微差ですね。

個人的な見解

投資対象

ベンチマークの違いにより、投資対象は楽天・全世界株式の方が良いと思います。

過去には1970年代に、小型株のリターンが大型株を大幅に上回りました。小型株効果と言われます。今後も発生する可能性があるため、小型株にも投資できる楽天・全世界株式の方が高評価です。

小型株効果とは
小型株のリターンが、大型株を上回りやすい傾向を言います。1975年〜83年にかけて、小型株指数の配当込みリターンは平均年率35.3%。同時期の大型株指数(15.7%)の2倍以上のリターンになりました。この時期を除けば、1926年から現在までの累計リターンに、有意な差はありません。※出典 ジェレミー・シーゲル著「株式投資」第9章

コスト

eMAXIS Slimシリーズは業界最低水準のコストを、将来に渡って追求するのが売りになっています。現時点では、ほぼ差がありませんが、将来的にeMAXIS Slim 全世界株式が信託報酬を引き下げた時に、楽天・全世界株式が追随できるかは未知数です。

コストの面では、eMAXIS Slim 全世界株式の方が安心感があります。

個人的にはeMAXIS Slim 全世界株式

できれば優劣をつけたかったのですが、甲乙付け難く、好みの問題になります。私は、iDeco、つみたてNISA、特定口座での積み立てなど、インデックス・ファンドは全てeMAXIS Slimシリーズにしています。低コストを追求する姿勢を、それぐらい信頼しています。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はつみたてNISA枠の満額で積み立てています。(三井住友・全海外株から乗り換えました。)

つみたてNISA eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

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