Long-term investment

【BRK.B】アップルの好決算でバークシャーの含み益がさらに拡大

アップルの市場予想を超える好決算

参考 アップルが時価総額世界一、サウジアラムコ抜く-好決算で株価10%高ブルーム・バーグ

アップルの決算はコロナショックによる巣篭もり需要もあり、市場予想を超えた好決算となりました。

  • 売上高→596億8500万ドル(前年同期比11%増。アナリスト予測は522億5000万ドル)
  • 純利益→112億5300万ドル(前年同期比12%増)
  • 一株あたり純利益→2ドル58セント(アナリスト予測は2ドル4セント)

バークシャー・ハサウェイの含み益は7兆円台に

批判されたアップル株の買い増し

バークシャーは、アップル株を2016年から買い始めました。2018年に7,500万株を買い増した時には、170ドル前後で推移していましたが「高値掴み」だと批判されたものです。

2019年3月6日プレジデント・オンライン

バフェット氏および同社経営陣は近年の世界経済の動きについていくのが難しくなっているように思える。従来のように、買い時をじっくりと待つのではなく、バフェット氏は我慢しきれずに高値掴みをしてしまったといえばわかりやすいだろう。

バークシャーがアップルの株式を取得したのは、それを考える良い例だ。2016年1~3月期、バークシャーはアップル株に初めて投資し、発行済み株式の0.2%を取得した。その理由は、バフェット氏がiPhoneの革新性に気づいたからだろう。同氏は、ネットワーク・テクノロジーの高度化と実用化が進むにつれて、アップルの成長が実現する展開を期待した。

ただ、この判断は遅すぎた。すでにアップルの成長には陰りが出始めていた。

アップル株は2019年から急伸

ところが、アップルの株価は次のような推移を見せます。

アップルの株価推移 source yahoo finance

170ドル前後での買い増しを批判されたアップル株の株価は、現時点で425ドルです。

バークシャー・ハサウェイはアップル株の5.7%を保有する大株主です。取得平均単価は141ドル台、投資額は約352億8,700万ドル(約3兆7千億)です。

現時点での価値は約1,035億6,900万ドル(約10兆9千億)なので、含み益は約7兆2千億円にもなります。

※1ドル105.0円で計算。

バークシャー・ハサウェイの株価推移

伸び悩むバークシャーの株価

バークシャー・ハサウェイの株価推移 source yahoo finance

アップルと違いバークシャー・ハサウェイの株価は伸び悩んでいます。現時点の株価は、コロナショックから10%強下がった水準ですね。

バークシャーはアップル株やアマゾン株の含み益以上に、航空株投資の損失が報じられました。航空株は全投資額が約4千億ドルなので、バークシャー・ハサウェイの投資額の規模を考えると、損失額は限定的です。

アップル株だけで含み益が7兆円を超えたにも関わらず、航空株での約2千億円の損失を根拠に、バークシャー・ハサウェイの投資はうまくいっていないというイメージを持っている人は多いようです。

現在のバークシャーの問題点

株式ポートフォリオは上記のとおりで、全く問題ありません。むしろ評価額は上昇しています。

その一方で、プレシジョン・キャストパーツ(金属部品メーカー)やBNSF鉄道(米国最大の鉄道網)など、主要な100%子会社の事業はコロナの打撃を受けているはずで、不安があります。

これらはバークシャーの強力なキャッシュフローを支えるキャッシュ・マシーンです。

超健全なバランス・シート

とはいえ、バークシャー・ハサウェイは米国短期国債と現金を、約20兆円保有していて、安全性は極めて高いです。一時的に営業キャッシュ・フローが悪化するぐらいでは、ビクともしません。

最近では、天然ガス事業に投資したことが報じられましたが、コロナショックの中で事業に投資する余力を持っているのも強みです。

参考 逆風下の天然ガスに投資、バフェット氏の眼力と皮算用ロイター

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